最低最高カレシ
「あっ!…プッいお。前の名前見てみ?」
前の名前?
あたしの出席番号は6番だから…5番の人ってこと?
あたしはさっきまで注目していた番号の1つ上を見た。
…イシダジュン?
「ッえぇぇぇぇ!!」
うっそ!!
クラスまで同じなんて!
「クククッ!!良かったじゃぁん♪いおー」
あははと笑う夏菜。
全然笑えなぁーいっ!!
「もぉやだぁぁーー!!」
「うるっせぇ!!」
-バシン!!-
「いったぁ!!何!?誰!?」
頭をおさえて後ろを振り返る。
…やっぱり…潤だ。
「何すんのよ!!」
「うるさいんだよ!!」
頭がジンジン痛む。
何もぶたなくたっていいじゃん!
もう絶対関わらない!
こんなヤツ!