最低最高カレシ
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「何であんたが前なのよ!!」
「はぁ!?仕方ねーだろ!?出席番号順何だから!!」
関わらない宣言から約10分。
席が前後な事にもめています。
「ぅ~ッ!!」
何も言い返せ無いあたし
ふっと笑って前を向いた
感じ悪ッ!!最悪!
「ねぇ!君が植田伊織ちゃん?」
隣から声をかけられた。
「えっ!はい!」
隣には
キャラメル色をした髪
シャツは大きく開いて色気のある鎖骨が見えている。
まさに今どきって感じ。
「何であたしの名前…」
まだクラスの自己紹介とかはやっていない。
何であたしの名前を…?
知り合いでもないし。
「可愛いって有名だょ?伊織ちゃん。」
へっっ!?可愛い!?
可愛く何か無いよ…。
この人…って名前聞いてなかった、
「あ、俺、杉山太陽♪よろしくね♪伊織ちゃん」
あたしの気持ちを読み取ったみたいに太陽は名乗った。
キラッと笑顔が光った。 …気がした。
…カッコいいかも…?
「太陽…よろしくね」
あたしはニコッと笑った
…?
太陽は固まっている。
??何であたしが笑うとみんな無反応なの??
そんなに顔…変なのかなぁ。
泣き虫なあたしは目頭が熱くなって来た。
…っ
「いつもそんな顔して笑うの?」
太陽が聞いてきた。
やっぱり…変な顔なんだ あたしブサイクだもんな…
「…うん…」
涙目を見られなくて俯く
「そんな顔されたら男は襲いたくなっちゃうから気をつけた方がいいょ?」