最低最高カレシ


「伊織…好き。」


ぎゅっと抱きしめられる

どうしたんだろ…今日の潤ちょっとおかしい。


なんて言うか…甘えん坊


「…潤?どうしたの?」


あたしの胸に顔を埋めている潤。

なんか…かわいい。


「伊織不足。」


「えっ…んっ…」


触れるだけのキス。


こんな一時がいちばん潤を感じられる。


いちばん幸せ。


いちばん愛しい。


いちばんあたたかい。



この時まだ知らなかった。

この幸せがいとも簡単に崩れていくなんて…。



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