優魂者


「そうかいそうかい」

無類は落ち着いた感じでお茶を啜り、湯飲みを置き

「って、信じられるかッ!」

そのあと、ダン!と机を叩く。もはやノリツッコミだ

「無類君って……超能力者だったんだ…」

傍らで衝撃を受けている幼なじみが居た。

「って、真に受けるんじゃねぇ!」

すかさずツッコム無類、此処で彼のツッコミキャラは定着した

「お前ら、超能力者と聞いて、スプーン曲げたり、宙に浮いたりするのを思いうかべているだろ?」

二人はこくこくと頷いた

「まあ、それが一般的な考えだ、仕方ない。私の言う超能力者とは“優魂者”だ」

聞き慣れない、とゆうより、聞いたことのない単語を言う少女。

「…で」

「電波でも、ましてや厨二ではないぞ。全て事実だ」

無類の言おうとしたことを先に潰した

「優魂者というのは……えっと」

すると村正はジーンズのポケットから二三枚紙をとりだした。カンニングペーパーのようだ。

「えー…優魂者と言うのは魂が他者より優れており、何かしらの異的な力を持つ存在を指す名称である。
優魂者の異的な力は人によって全く違う能力を発現させる者が殆ど…だそうだ」

村正は一度目を離し、たま読み始めた
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