求愛ラバーズ
LOVE.5 -存在-
全然寝れなかった……。
葛城さんの顔が頭から離れない。
こんなに酷い自己嫌悪に陥ったのも初めて。
「葛城さん来ませんね…。」
桑畑がため息をつく。
今日はまだ一度も葛城さんを見てない。
毎日、朝は必ず社長室を訪れるのに……。
それでも時間は刻々と過ぎていき、昼休みに入った。
昼休みのチャイムが鳴ると同時に席を立って食道に足を進める。
葛城さんとは食堂で会う事が多い。
食堂に入ると社員はまだ疎らで誰がいるか見渡せばよく顔が見える。
ゆっくりと視線を動かして行き、端の奥のテーブルで目を止めた。
紙パックジュースにストローを差し、携帯を見ながら飲む姿。
携帯を見て微笑んでるから、今だったら声かけれるかも。
ゆっくりと足を進め、葛城さんに近づくがまだ俺には気付いてない様子。
「葛城さん……。」
葛城さんが座る椅子の横に立つ。
「………あっ……お疲れ様です。」
葛城さんは席を立ち、逆方向を歩いて行ってしまった。
葛城さんの顔が頭から離れない。
こんなに酷い自己嫌悪に陥ったのも初めて。
「葛城さん来ませんね…。」
桑畑がため息をつく。
今日はまだ一度も葛城さんを見てない。
毎日、朝は必ず社長室を訪れるのに……。
それでも時間は刻々と過ぎていき、昼休みに入った。
昼休みのチャイムが鳴ると同時に席を立って食道に足を進める。
葛城さんとは食堂で会う事が多い。
食堂に入ると社員はまだ疎らで誰がいるか見渡せばよく顔が見える。
ゆっくりと視線を動かして行き、端の奥のテーブルで目を止めた。
紙パックジュースにストローを差し、携帯を見ながら飲む姿。
携帯を見て微笑んでるから、今だったら声かけれるかも。
ゆっくりと足を進め、葛城さんに近づくがまだ俺には気付いてない様子。
「葛城さん……。」
葛城さんが座る椅子の横に立つ。
「………あっ……お疲れ様です。」
葛城さんは席を立ち、逆方向を歩いて行ってしまった。