求愛ラバーズ
★オマケ★
01.願望
「ねぇ……もう行っちゃうの?」
「そんな顔するなよ…。」
「だって、寂しいんだもの。」
「俺だって離れたくないよ。今日は早く帰ってくるから、なっ?」
「絶対よ?」
「わかってる。」
見つめ合う2人の距離が縮まっていく。
軽く触れた唇は吸い寄せられるかのようにまた触れて離れなくなる。
「へったくそ。」
足の間に座る11歳下の奥様が暴言を吐いた。
「しょうがないんじゃない?この子新人でしょ?」
仕事も終り、22時からの恋愛ドラマを見ていた。
このドラマは今をときめく人気アイドルとCMでも引っ張りだこの新人女優が主役という事で話題になっていた。
「芝居なんかどうでもいいのよ。問題はキスシーンよ。」
「ドラマなんだからさ、そんな事言ったってねー。」
「このアイドルさ、女癖悪いみたいよ。週刊誌に載ってた。嘘臭いキスじゃない。ときめかないわよ。」
どうやら俺の奥様はこのアイドルが嫌いらしい。
けっして、ありさに不満があるわけじゃないけど、こうやって見送ってもらうのも悪くないと思う。
「そんな顔するなよ…。」
「だって、寂しいんだもの。」
「俺だって離れたくないよ。今日は早く帰ってくるから、なっ?」
「絶対よ?」
「わかってる。」
見つめ合う2人の距離が縮まっていく。
軽く触れた唇は吸い寄せられるかのようにまた触れて離れなくなる。
「へったくそ。」
足の間に座る11歳下の奥様が暴言を吐いた。
「しょうがないんじゃない?この子新人でしょ?」
仕事も終り、22時からの恋愛ドラマを見ていた。
このドラマは今をときめく人気アイドルとCMでも引っ張りだこの新人女優が主役という事で話題になっていた。
「芝居なんかどうでもいいのよ。問題はキスシーンよ。」
「ドラマなんだからさ、そんな事言ったってねー。」
「このアイドルさ、女癖悪いみたいよ。週刊誌に載ってた。嘘臭いキスじゃない。ときめかないわよ。」
どうやら俺の奥様はこのアイドルが嫌いらしい。
けっして、ありさに不満があるわけじゃないけど、こうやって見送ってもらうのも悪くないと思う。