シンデレラの悪事
喫茶店に入りガチガチになりながらも、悠真くんの向かい側に座る私
変に思われる。絶対
「麻衣ちゃん?緊張しなくていいのに…はは、本当に麻衣ちゃんが昨日俺を誘おうとしてたとは思えない」
悠真くんは冗談なのか、本気なのか分からないような妖しげな笑みを零した
昨日誘おうとした…
って、確かにそうだけど!!
私の顔が恥ずかしさのためみるみる赤くなっていくのを感じた。
「ほら、本当は純粋なんでしょ?顔赤くしちゃって
男たぶらかしてないで、もっと普通に恋しなよ?」
私を見つめる悠真くんはとても真剣な目をしていた