BLUE SKY



2周年のデートで
舞いあがっていたのは自分だけ




別れ話をするための約束
だったということ




「…すいません」



それが頭の中でぐるぐる回って
病院を飛び出してしまった





やっぱり…


やっぱり…馬鹿みたい







泣いて泣いて泣いた

泣いてこの気持ちがなくなら…




そこで自分がどれだけ
凌央のことを好きだったか


大好きで大好きで仕方なかった




でもその人はもういない…



会えない…二度と




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