BLUE SKY







「…智哉…朝陽公園来て」




朝陽公園って




「わかった」




待ってろよ

いまいくから



「琉衣さんきゅ」




急いで靴を履いて


走って走って走った



赤になる信号が
待ち遠しい




早くしろよ!!


「遥!!」




遥はベンチに座っていた




「良かった…来て」








小さくてか細い声
で言った言葉は
あいつと重ねていた


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