神人~伝説の神人が死んだ日~
伝説なんかに頼らないで、自分の力でずっと一緒にいられるように頑張ろう。バースも頑張るって言ったし。生徒である私も頑張ろう。
「あ、そうだ」
バースが何か思い出したように言う。
「お前、これからは勝手に私の神剣持ち出すなよ」
「でもバースが死んだと思ったし…」
「だからって使うなよ。お前にはまだまだ使えないんだから。お前が持っても無駄なの」
「何よ馬鹿バース。私だっていつかは――」
「ん?」
言おうとしたが止めた。
「どうしたんだよ?」
「何もない」
「はあ?変な奴」
「あ、そうだ」
バースが何か思い出したように言う。
「お前、これからは勝手に私の神剣持ち出すなよ」
「でもバースが死んだと思ったし…」
「だからって使うなよ。お前にはまだまだ使えないんだから。お前が持っても無駄なの」
「何よ馬鹿バース。私だっていつかは――」
「ん?」
言おうとしたが止めた。
「どうしたんだよ?」
「何もない」
「はあ?変な奴」