神人~伝説の神人が死んだ日~
ヘウ"ンとバースは場所を移動して、街にある噴水の前に並んで腰掛けた。
バースはお店で買った、丸い小さなパンに砂糖をまぶしたものを口に放り込み話す。ちなみに、中身は何も入っていない。
「デカい街の祭りともなると、あちこちから観光客が来る。その観光客の金を狙って悪さする奴も多いから、警察だけじゃ手に負えないんだよ」
「ふ~ん」
だから神人も護衛の手伝いに出されるのか。確かに、お祭に来るならそれなりのお金を持って来るだろう。パレードに魅入っていたら、気付いた時には財布は無いだろう。
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