神人~伝説の神人が死んだ日~
予約していたホテルに行き、二つのベッドしかない部屋でヘウ"ンは横になった。
経費を削減する為に予約した木造二階建ての安ホテル。その中でも一番安い部屋を取った。
当然広くなく、ベッドだけでいっぱいの部屋。腕自慢大会の時に用意された部屋よりも狭い。
天井には貰った風船が浮いている。
「いいか。私が帰って来るまで寝てろよ」
ヘウ"ンに布団をかけたバースは、扉の前で言う。ヘウ"ンは喋るのもしんどくなるほど体調が悪化し、ただ頷いた。
< 35 / 151 >

この作品をシェア

pagetop