神人~伝説の神人が死んだ日~
病気を気楽に考えているバースは呑気に言い、パレードの方に向かった。
午後三時。今だ街は賑かな音が鳴り響き、人々もその雰囲気に溶け込み楽しんでいた。
「疲れるって事を知らねえのか」
バースは歩きながら周りを見回し呟く。もうバースはこの人込みに飽きてうんざりしてるのに。
「ねー僕にもちょうだい!」
「私も私も!」
子供達の声に誘われそちらに目をやると、さっきヘウ"ンに風船をあげたピエロが、子供達に風船を配っていた。
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