恋シ、愛(かな)シ。
さしすせそ
[さ。]

寂しくなんかないよ。

さよならする時も、きっと。

再挙(さいきょ)をはかるよ。

ささくれた気持ちも

錆びた言葉も

酸欠気味な愛も

定(さだめ)だと思うから。


殺風景な夢が

Psychedelic(サイケデリック)でも、許してね?



[し。]

シンデレラには、憧れない。

思春期の微妙な気持ち。

シチュエーションは素敵でも

遮二無二 頑張らなきゃ

信じられないものも、あるでしょう?

幸せの言葉は

仕入れるものじゃなくて

然らしめるものでしょう?(笑)



[す。]

水声のように

素直に

進みたい。

好きなら好きと言って。

souffle(スフレ)のように 甘く
scherzo(スケルツォ)のように 楽しい
素敵な言葉が欲しいの。



[せ。]

sentimentalist(センチメンタリスト)の
精一杯の言葉は
寂寥感で溢れてる。

正論なんていらない。
赤心(せきしん)が欲しいだけ。



[そ。]

粗悪品に埋もれ
それでも綺麗ぶってきた。

ソプラノで歌うの。

逸らす言葉は
創傷(そうしょう)で隠して。
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