青空の紙ヒコーキ
タオルで汗を拭いて、日陰で涼んでる。




ふっと顔を上げた陽と目が合う。



ドキッ…


あれ…なに…これ?




あたしと目が合って陽もびっくりした顔をした。

だけどその後すぐにいつも通りの笑顔をあたしに向けてきた。



あたしの中に生まれた変な気持ちを隠すように、あたしは陽に大きく手を振った。

陽も大きく手を振り返す。



「戸田ぁー!!!!!!!!!!」

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