青空の紙ヒコーキ
「うげ…て…てらりん…お早いお戻りで…。」

「お前…キャンプに行けなくなってもいいんだな。」

「えっ…!!違う違う!!ていうかそれだけは…!!」

「じゃあ少し真面目にやらないと…
このプリントを7月31日までに終わらせることができなかったらキャンプなしだ。」

「あっ…あたしにできないことなんてないんだからねー!!」

「おう。やってみろ。」


てらりんの手には結構な枚数のプリント。
てらりんのことだから、意地悪な発展問題とかにはしてないんだろうけど…
だとしたって…
夏休みの宿題もあるのに。


あたしはペンを持ちなおした。

でもやっぱり外に目がいく。

すると……



また陽と目が合う。



『先生に怒られた?』


口パクでそう言っている。


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