青空の紙ヒコーキ
「梨絵…の隣だあたし。」

「あ、ホント!?
やっぱあたしたちって運命共同体かもねっ♪」

「だよねー!!あたしもそれ思った!!」

「あれ…安藤くんも一番後ろ?」

「うん。お、隣、安井かよー。」

「んだよ。なんか文句でもあっか。」

「ねぇけど。」

「あ、ねぇ梨絵、あたし窓側にしてー。安藤隣だとうるさそうだから。」

「はぁ!?なにお前そんな可愛くないこと言ってんだよ。」

「もーいいじゃん。
あたし今日はなんだか景色見たい気分なの。」

「意味分かんね。ってかバスの中でもなんかしたりすんじゃねーの?」

「んーそうしようと思ったんだけど、意外とみんなそれぞれ盛り上がってるし…
なんもしなくていいかなって。」

「確かに…。」


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