青空の紙ヒコーキ
するとおもむろにカバンの中から薄手の長袖のシャツを出して、そっとはるに掛けた。
「疲れてたんだね。」
そう言って優しく微笑んだ。
「そうなの?」
「うん。このキャンプ、はるがいろいろ企画してたからね。
『どうせやるんだったら絶対忘れられないようなキャンプにしてやる』って言いながら。
夜遅くまで結構頑張ってたみたい。
でもそれをクラスのみんなに知られたくないって言って陰でやってたんだけど…。」
「そうなんだ…
はるの意地っ張り!!」
「そうだね。
だから…今、睡魔が一気にやってきたんじゃないかな。」
「いっつも自分の限界分かってないんだから!!はるはもう!!」
「見ててハラハラするよね。だから…。」
その続きは聞かなくても分かるような気がした。
「だから目が離せないんだ。」
陽くんの目は「はるを好きだ」って言ってる、そんな感じがした。
*梨絵side END*
「疲れてたんだね。」
そう言って優しく微笑んだ。
「そうなの?」
「うん。このキャンプ、はるがいろいろ企画してたからね。
『どうせやるんだったら絶対忘れられないようなキャンプにしてやる』って言いながら。
夜遅くまで結構頑張ってたみたい。
でもそれをクラスのみんなに知られたくないって言って陰でやってたんだけど…。」
「そうなんだ…
はるの意地っ張り!!」
「そうだね。
だから…今、睡魔が一気にやってきたんじゃないかな。」
「いっつも自分の限界分かってないんだから!!はるはもう!!」
「見ててハラハラするよね。だから…。」
その続きは聞かなくても分かるような気がした。
「だから目が離せないんだ。」
陽くんの目は「はるを好きだ」って言ってる、そんな感じがした。
*梨絵side END*