青空の紙ヒコーキ
「もちろん彼女が出来たら、お昼は一緒に食べれなくなるし、放課後一緒にご飯食べ行ったりパフェ食べたりとかそういうのも当然なくなる。
あとはー…
ゲーセン行ったりとかそういう今まで陽くんと『2人』でしてきたこと全てがなくなる。
今、はるが陽くんと一緒にしてることって、世間で言う『彼女』の役割だし。」

「そうなの!?」

「そうなの。
一緒に帰ったりとかそういうのもだし、あんまり喋ることとかもできなくなっちゃうかもねー…
彼女が独占欲強い子だったらなおさら。
それでも大丈夫?
『友達』だったら、こういうことに口出しできないんだよ?」

「友達…だったら…。」

「そ。友達は彼女に負けるんだから。」

「そう…なんだ…。」


それはちょっと…
っていうかかなり…嫌かも。
っていうか嫌。

でもだからと言ってそれが陽と「付き合いたい」ことかって言うとそれはまた別物だと思う。

< 136 / 417 >

この作品をシェア

pagetop