青空の紙ヒコーキ
隣で眠るはるは深い眠りについていた。


スースーと、規則正しい寝息だけが聞こえる。


「はるは本当に…可愛いな…。」


小さく縮こまって眠っている。
元々小さいのに。

そんな寝顔がどうしようもなく愛しい。
少し風が冷たい。
だから俺はカーディガンをはるにかけた。



きっとはるは分かってないだろう…。

俺がどれだけ君を好きか…

そもそも、俺の気持ちにだって気付いていないだろう?


君が俺を想う気持ちは純粋に友情だ。
それはちゃんと分かっている。


だから動けない。

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