青空の紙ヒコーキ
*久哉side*


結構無茶して連れてきちまったな…俺。

咄嗟に手を握っちまったから…離すタイミングを見失った。


それに…
離したくねぇし。


「安藤くん?」

「ん?」

「あの…着いた…よね?」

「ああ。」

「その…手…。」

「ああ、ごめん。」


俺はパッと手を離した。

嫌だったんかな?


「何飲む?」

「うーんと…ファンタ。」

「俺も飲もーっと。」

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