青空の紙ヒコーキ
一番最後にいたのは…


「梨絵!!と安藤!?」

「あれ?もしかしてはるも同じ?」

「うん。さすがに一人ってかわいそうだと思って最終グループだけ3人にしたんだ。」

「そっか。そうだよね…」


う~わ…
なんかすっごい邪魔した気分なんだけど…
っていうか現在進行形で邪魔してるよね…

あたしは多分一人でも平気だと思うけど…


「あ、あたし、一人で大丈夫だから、梨絵と安藤二人で行きなよ。」

「えぇ!?
いいよいいよっ!!はるも一緒に行こうよ。」

「一人で肝だめしってやってみたかったんだよねー♪
だからねっ!?あたしのことは気にしなくていいからさ!!」

「でも…」

「はるだって一応女なんだから危ねぇって。」

「だーいじょーぶ!!
それにあたしが主催者なんだからちゃんとルートとか分かってるし。」


っていうのはちょっと嘘。
だってあたし、基本方向音痴だし。
でも、二人の邪魔したくないしなー。


「はるがそんなに言うなら…。」

「うんっ!!あ、最初後半の8チームが脅かし役だからね!!」

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