青空の紙ヒコーキ
食堂?的な場所に出た。

その途端、駆け寄ってきたのは



「はるっ!!大丈夫!?
もしかして怪我してんの!?」

「梨絵…大丈夫だよ。
怪我してない。」

「ホント!?隠してないでしょーね!?」

「隠してないよ。
大丈夫。心配かけてごめんね。」

「もー…ホントだよ…はるのバカ。」


笹川さんがそう言ってはるのおでこにデコピンする。


「痛っ!!」

「心配させたバツなんだから!!」

「ごめんって…。」

「ほらよ。タオル。ってそれ梨絵のだけど。」

「ありがとう…。
あ、っていうか陽、もういいよ。下ろして。大丈夫だから。」


はっと今の状況に気付いて慌てて言う。
明かりがあるおかげではるの表情がハッキリと見える。
ちょっと…赤いかも。


「そう?」


俺はゆっくりはるを下ろした。

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