青空の紙ヒコーキ
「にしたってあの避け方じゃ気付くから!!
それに傷つくと思うし…。」


それはいやだな…とは思う。
陽を傷つけるのが自分だなんて、絶対いや。
だけど、今は…


「んじゃ、今日はあたしからなるべく離れないでよ。
一応フォローできるようにするから。ね?」

「ありがとぉー!!
もうあたし梨絵がいなかったら死んでたよー!!
大好き大好き大好きー!!」

「もーっ!!
大好きなんて、あたしじゃない人に言ってよね…。」

「へ?」

「こっちの話だから気にしないで。
朝ごはん行こっ。」

「うんっ!!」


本当に…
梨絵がいなかったらあたし今日、多分布団から出てないかも。

昨日もあたしが泣き止むまでそばにいてくれたし、あたしの訳の分かんない話も最後まで聞いてくれたし…

梨絵には感謝しても感謝しきれないかもしれないなぁ…あたし。


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