青空の紙ヒコーキ
* * *
「お前らーチケットちゃんと見て席探せよー。」
「はーい。」
「梨絵の隣だよねあたし。」
「た…多分ね。
ってか先に行ってて。
あたし、ケータイの電源切るの忘れてたから。
切ってから行くね?」
「はーい。」
なんなんだろ…?
梨絵…なんか変なんだけど?
えっと…あたしの席は…
窓側だー!!ラッキー♪
行きのときは窓側じゃなくてちょっと残念だったんだよね…。
でも結局…
今日も「おはよう」くらいしか喋らなかったなぁ…
緋那たちに喋らないでって言われたのもあるけど…
何よりあたし自身の気持ちが自分で分からなくなったから。
あたしは他人の恋愛に口出しできない。
それを改めて自分に突きつけられたから。
「お前らーチケットちゃんと見て席探せよー。」
「はーい。」
「梨絵の隣だよねあたし。」
「た…多分ね。
ってか先に行ってて。
あたし、ケータイの電源切るの忘れてたから。
切ってから行くね?」
「はーい。」
なんなんだろ…?
梨絵…なんか変なんだけど?
えっと…あたしの席は…
窓側だー!!ラッキー♪
行きのときは窓側じゃなくてちょっと残念だったんだよね…。
でも結局…
今日も「おはよう」くらいしか喋らなかったなぁ…
緋那たちに喋らないでって言われたのもあるけど…
何よりあたし自身の気持ちが自分で分からなくなったから。
あたしは他人の恋愛に口出しできない。
それを改めて自分に突きつけられたから。