青空の紙ヒコーキ
すごく辛そうに…
悲しそうに…
顔を歪める。

あたしはこの顔を見ると何も言えなくなってしまう。


あっ!!
イイこと思い付いちゃった♪


「ねぇ陽!!」

「ん?」

「今日の放課後、ご飯食べに行こっ!!あたしのおごり!!」

「え?」

「元気がないときは食べるしかない!!ねっ?」

あたしは陽の顔を覗き込んだ。

「うん。ありがとう、はる。」

「だってさ…陽にそういう顔してほしくないんだもん。」

「え?なんか変な顔?」

「違う違う!!そーいう意味じゃ…」

「ってそういえばはる、陸上部行くんじゃなかったっけ今日から…」

「あーっ!!忘れてた!!」

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