青空の紙ヒコーキ
あたしは席についた。

「はる…?珍しいね、遅刻なんて。
いつもギリギリで間に合ってるのに…
何かあったの?」

「た…ただの…寝坊。」

「そうなんだ…。
あ、お茶飲む?」

「ちょーだい…。」

「はい。」


あたしは陽がくれたお茶を一気飲みした。

「ごめん。あとでなんか別の買うね?」

「別にいいよ。
それより… 寝不足?」

「え!?」


陽はあたしの想像以上に鋭かった。
あたしの顔は動揺を隠せてなかったと思う。



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