青空の紙ヒコーキ
俺はそっと、梨絵の後ろに回り、ネックレスを付けた。


「やっぱり。
よく似合う。」

「あ…ありがと…
すごく…嬉しい。」

「それ、毎日付けろよ?」

「え?」

「俺のもんだって印だから。」

「っ…!!」

「今度はぺアのもん、一緒に買いに行こうな。
お前の男よけってことで。」


梨絵の顔は真っ赤。


ちなみに俺の顔もおそらくかなり赤いはず。



おっと…
そういや、言い忘れるとこだった…


「あ、もう一個、梨絵に言いたいことがあったんだ。」

「え…何?」

「名前。」

「名前?」


< 308 / 417 >

この作品をシェア

pagetop