青空の紙ヒコーキ
「あ…
あたしも…

陽のこと…


好き…だよ…」






少し混乱しながら、はるはそう言った。




そうだね…


はるも、俺のことを『好き』でいてくれてるのは知ってる。


でも…


俺が欲しいのはその『好き』じゃない。




だから言ったんだよ。


たとえ…

前のように笑えなくなったとしても

どうしても手に入れたいんだ。

はるのことを。


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