青空の紙ヒコーキ
*久哉side*

~♪~♪~♪
携帯の着信音が鳴る。



「もしもし…?
久哉?」

「おー…梨絵。
どした?
はるは大丈夫?」

「そっちこそ…
陽くんは…?」

「大丈夫。
俺が励ましといた。」

「そっか…
あ、あのね…
はる、明日話すって。陽くんと。」

「え!?
それじゃ、答えは出たってことか?」

「うん…
その答えはあたしに教えてくれなかったけど…
でも、悪い答えじゃないと思う。」

「そっか…
やっと…はると陽の笑顔が見れるようになるな。」

「うんっ!!
これで一安心だよ…

あ、それはそうと…
ごめんね?」

「え?何が?」

なぜかいきなり謝られた。

なんか謝られるようなこと…あったんか?

< 347 / 417 >

この作品をシェア

pagetop