青空の紙ヒコーキ
あたしは顔を上げられないまま。

言葉にしなきゃ…



「はる…?」

「陽…
あのね…
はな…話があるの…。」

「え?」

「今…時間ある?」

「…うん。」


き…気まずいっ…

でも頑張れ…あたし…!!


「屋上…でもいい?」

「うん。行こう。」



陽があたしの前を歩く。

あたしとの間にできる微妙な距離。

それがなんだか寂しくて…

あたしはちょっと歩行スピードを上げる。




「ぶっ!!」

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