青空の紙ヒコーキ
「あのね…陽…。」
「ん?」
あたしは覚悟を決めた。
そして手をぎゅっと握る。
「聞いてもらいたいことがあるの…。」
「うん。」
いつもよりもずっと優しい声が降ってくる。
あたしは言葉を続ける。
「あのね…
あ、最初に謝ろうと思ってたの。
えっと…
ごめんね…」
「え?
それはなんの『ごめん』?」
「え…?えっと…
こんなに待たせちゃってごめんって意味…なんだけど…。」
「あ…うん。分かった。
ごめん、変なとこで止めて。
続けて?」
「うっ…うん…。
それとね…
なんか…陽は普通にしててくれたのにあたしが…
なんか気まずくて…変に避けたりしてごめん…なさい。
陽には謝ることが多すぎて…
本当に…ごめんなさい…。」
「…いいよ。
俺、はるに謝らせたくて告白したわけじゃないから。
きっと気まずくなるんだろうなって思ってたし。
それ、分かってて言ったの俺だから。
はるは全然気にしなくていいんだよ。
はるが悪いだなんて、俺、これっぽっちも思ってないから。」
「ん?」
あたしは覚悟を決めた。
そして手をぎゅっと握る。
「聞いてもらいたいことがあるの…。」
「うん。」
いつもよりもずっと優しい声が降ってくる。
あたしは言葉を続ける。
「あのね…
あ、最初に謝ろうと思ってたの。
えっと…
ごめんね…」
「え?
それはなんの『ごめん』?」
「え…?えっと…
こんなに待たせちゃってごめんって意味…なんだけど…。」
「あ…うん。分かった。
ごめん、変なとこで止めて。
続けて?」
「うっ…うん…。
それとね…
なんか…陽は普通にしててくれたのにあたしが…
なんか気まずくて…変に避けたりしてごめん…なさい。
陽には謝ることが多すぎて…
本当に…ごめんなさい…。」
「…いいよ。
俺、はるに謝らせたくて告白したわけじゃないから。
きっと気まずくなるんだろうなって思ってたし。
それ、分かってて言ったの俺だから。
はるは全然気にしなくていいんだよ。
はるが悪いだなんて、俺、これっぽっちも思ってないから。」