青空の紙ヒコーキ
「でもっ…
あたしが謝りたかったの…

それと…ありがとう。」

「え?」

「あたしなんかの答えを…
待っててくれてありがとう。

今も…
こうやってちゃんと話してくれることが…嬉しい。」


言ってることは全てあたしの本当の気持ちだけど…

最後に言ったことは、あたしが一番嬉しいことだった。


今、こうして話せること。

それが、一番嬉しいの。





「陽が…
あたしを『好き』だって言ってくれて…
嬉しかったよ。

でも…
あの時はその…意味が分からなくて…

友達として『好き』でいてくれるんだと思ってた。
だから…
あたしもすぐに『好き』だって言ったの。

でも違った…

『好き』の意味。

っていうかね、梨絵にこのこと話したらあたし、怒られちゃったんだよね、最初。
『バカじゃないの!?』って…。」

「あはは。そうなんだ…。」

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