青空の紙ヒコーキ
15分も経たないうちに、あたしの家のインターホンが鳴る。


「はるーっ!!
梨絵ちゃん来たよー!!」

「部屋にいるーっ!!」

「だってさ。
行って行って。
あ、ついでに今日なんで変なのかも聞いてきてくれない?」

「分かりました、秋奈さん。」






「はーるー!!
さーてっ!!
じっくり話してもらうわよ…。」

「え…
ちょ…梨絵…?」

「あたし、聞く権利あるでしょ?」

「えっと…
それは…」

「まぁ今日は寝ないし…
ゆーっくり話して?」

「ひぃっ!!」



妙に笑顔な梨絵って怖い…

何考えてるか分かんないし…

もーっ!!
恥ずかしいから話したくないのにっ!!


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