青空の紙ヒコーキ
そう言ってあたしをいつもの陽とは思えないくらい強い力で抱きしめた。


そしてあたしの耳元でこう呟いた。


「はるさぁ知ってる?
バレンタインデーに本当に欲しい物。」

「え?」

その瞬間、腕から解放された。
そして…












陽の唇があたしの唇と重なった。

優しくて甘いキス…




「なっ!?」

「照れるはるもなかなか新鮮だなぁー可愛い。」

「な…ちょっ…」

「で、分かった?欲しい物。」


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