青空の紙ヒコーキ
屋上から全速力で駆け下りてきた陽。
陽は人目もはばからずにあたしのことを抱きしめる。
「よっ…陽!?
ちょ…ここグラウンドなんだけど…。」
「ナイスキャッチ。」
あたしの耳元でそう呟いた。
「あ、ありがと…
って聞いてる?」
「聞いてる。
でも、今、こうせずにいられない。」
さっきよりもずっと、力強く抱きしめてくる。
嫌なんかじゃないけど…
でも周りの目が気になる。
案の定…
かなり見られてるあたしと陽。
あたしはなんだかいたたまれなくなってきた…。
「陽っ!!ちょ…も帰ろうっ!!ね?」
あたしは無理矢理陽の腕の中から出て、陽の手を握って門を出ようとした。
その瞬間…
あたしの手がグイッと引っ張られる。
陽は人目もはばからずにあたしのことを抱きしめる。
「よっ…陽!?
ちょ…ここグラウンドなんだけど…。」
「ナイスキャッチ。」
あたしの耳元でそう呟いた。
「あ、ありがと…
って聞いてる?」
「聞いてる。
でも、今、こうせずにいられない。」
さっきよりもずっと、力強く抱きしめてくる。
嫌なんかじゃないけど…
でも周りの目が気になる。
案の定…
かなり見られてるあたしと陽。
あたしはなんだかいたたまれなくなってきた…。
「陽っ!!ちょ…も帰ろうっ!!ね?」
あたしは無理矢理陽の腕の中から出て、陽の手を握って門を出ようとした。
その瞬間…
あたしの手がグイッと引っ張られる。