青空の紙ヒコーキ

「うわっ!!陽くん!!」

「え？そんな驚かれることした？」

「ううん。そういうわけじゃないんだけど。」

「で、はる。何の話してたの？」

「陽の話。」

「はるっ!!」


明らかに梨絵の顔が焦ってて面白い♪


「俺？」

「うん。今日も陽の人気はすごいねー、それに顔キレイだねーっては・な・し。」

「俺の人気と…顔？なにそれ？あははっ。」

そんなのなんでもないことのように陽は笑う。
だからあたしもつられて笑った。


あたしはイケメンとか、イケメンじゃないとかそーゆーのは分かんない。
だから陽が超イケメンなんだよとか言われても全然ピンとこない。

でも陽の笑顔は好き。
かっこいいとかそういう風にいちいち思ったりはしないけど、落ち着くっていうか…
とにかく好き。