-short story-
柚夏はツンデレ。
あげはは時々こんなことを思います。
なんで柚夏って好きって言わないんだろう?
人じゃなくても、なんでも。
なんか気になるから柚夏に聞きに行きます。
いつもうるさい男子部屋も、今日は勇気、空はどこかに遊びに行き、真亜夜は図書館に。
千佳は玲夏とショッピングに行ってしまい、静かでした。
「柚夏いるー?」
恐る恐るドアを開けるあげは。
柚夏はいつものソファーで寝ていました。
「なんで寝てんの。」
ちょっと逆切れ。
突っ立ってるのは嫌らしく柚夏のそばに言ってストンと座ります。
柚夏の寝顔をマジマジと見ているあげは。
そうすると、寝ているはずの柚夏の手が動き、あげはの目を隠しました。
「え?!」
「覗き見禁止。」
そう言うと柚夏は起き、あげはの顔から手をどかしました。
「ねぇ。柚夏ってチョコ好き?」
いつもの事ながら直球なあげは。
柚夏も慣れたのか冷静な対応。
「は?嫌い。」
< 1 / 60 >