-short story-
笑いながら言う俺に玲夏はため息をつく。
そろそろ始めようか?
「玲夏ちゃんさぁ~。
あげは、あげは
言ってるけど本気で男に恋しない訳ー?」
いつもの口調でしゃべりだす。
「は?
何。突然。」
玲夏は相変わらず冷静だなぁ。
「ただ、気になただけ。」
そう言うとだいたいの女は
えー。でも、カッコイイ人いないしー
って言ってくる。
だから玲夏から帰ってくる言葉にはビックリした。
「別に。うちはあげは一筋だよ。」
まぁ。
男前。
でも、女は女。
変りないでしょ?
「本気で言ってんの?それ・・・・」