-short story-






千佳は、こっちに走ってきた。


なんで追うの?



あげはがいるでしょ?






やっぱり、いくら運動神経良くても、千佳には敵わないみたいで、

追いつかれた。



手をグイっと引っ張られた。



「玲夏どうしたんだよ?」




お前のせいだ。

バカ。



涙が出て来ちゃった。




「・・・・・んで?



なんでよ?」





本音が出た。


声ふるえながらしゃべってる私。

嫌い。



「なん・・・・で

いる・・・・・・っの?」






< 31 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop