-short story-
千佳は、こっちに走ってきた。
なんで追うの?
あげはがいるでしょ?
やっぱり、いくら運動神経良くても、千佳には敵わないみたいで、
追いつかれた。
手をグイっと引っ張られた。
「玲夏どうしたんだよ?」
お前のせいだ。
バカ。
涙が出て来ちゃった。
「・・・・・んで?
なんでよ?」
本音が出た。
声ふるえながらしゃべってる私。
嫌い。
「なん・・・・で
いる・・・・・・っの?」