-short story-






千佳の表情は曇る。


別にいいじゃん。
好きなこと出かけに来たって言えば。



「ごめん。

俺が付き合ってって言った。」





もうヤダ。


コノバカラタチサリタイ




また走る。


そうすると千佳も追ってくる。


私は立ち止り叫んだ。




「こないで!!!

1人で帰れるから。」




嘘だよ。


本当は来てほしい。

そしてギュッてしてほしいよ。


でも、所詮友達だからそんな事できない。





でも、千佳は来てくれなかった。



私はその店を飛び出し、走って帰った。

走ってれば涙なんて出てこないよね?






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