-short story-
「おりひ・・・・めさ、ん!」
それから数分私は泣き続けた。
そして、やっと話せるくらいまで落ち着いた。
それから、織姫さんに話した。
「・・・・・柚夏と千佳がねぇ。」
織姫さんは悩んでいた。
「私は、柚夏に好かれてなかったんです。
柚夏は・・・・・・・・。」
私が言いかけると織姫さんが口を挟んだ。
「待って。そうと決まった訳ではないでしょう?
もしかしたら勘違いかもしれないし。」
・・・・・・勘違いなんて!!!
「そんなことないです!
私ちゃんとこの耳で聞いたんです!!」
私の断固否定に織姫さんはため息をついた。
そして、織姫さんはゆっくりと立ち上がった。
「なら・・・・・・本人に聞いてみようかしら?」
織姫さんはそう言ってゆっくりと歩き出す。
私も立ちあがって後をついて行く。