-short story-
千佳が買ってきた、シャンプーのメーカーは、うちと千佳が好きな所。
でも高くって買うのが大変。
千佳とは、美容、ファッションでも気が合う。
だから一緒にショッピングも行くし。
「玲夏にあげる♪」
そう言って新発売のシャンプーとトリートメントのセットを渡してくれた。
あぁ。
ボトルのデザインも可愛い♥
そして他にも中から取り出した。
「これはあげはちゃんのね。」
そう言ってニコっと笑って手渡す。
「ありがとー♪」
千佳はこうやってみんなに優しい。
平等って感じ。
それが千佳の長所なんだけど、
私のムカつく原因かもね・・・・・・・。
でも、そんなムカついてる原因の人が好きな自分もどうかと思う。
「これ高かったでしょ?」
「大丈夫♪
あげはちゃんのためならッ♪」
千佳は軽い。
ほら、そんな口説いてると柚夏が怖いぞ。
もうすでに睨んでるし。
「玲夏!
後でお風呂一緒に入ろうね♥」
無邪気に笑うあげは。
あげはは可愛いし素直。
私とは真逆。