-short story-



○勇気side○




「・・・・・き・・ん」


ん?


誰かが呼んでる?



「・・・・きくん」



ココはどこだ?



「勇気!!」



いきなり怒鳴られてビックリした。



「よかったぁ。もう目覚まさないかと思った。」



目が覚めたら、見慣れた光景。


あぁ。


保健室だ。


いつものように目の前には白衣を着た先生。


でも、唯つ違うのは僕の隣に誰か座ってる。



茶色でオレンジが入った明るい髪の毛。


肌が白くて華奢で。


目のクリクリした女の子が座ってる。



可愛い女の子。



天使?


な訳ないか。
ココ保健室だし。




僕死ななかったんだ。



良かった。



「勇気。どこか痛いとこあるか?」



いつものように男前な保健室の女の先生が聞いてきた。




「いえ。だいじょーぶ」








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