-short story-
とりあえず落ち着いてきた。
立とう!!
立てる!!
そう自分に言い聞かせても、体は言うことを聞いてくれない。
ひねっちゃったのかな?
恐る恐る右足を見ると右足首が腫れていた。
あちゃー。
見ても暗くてわからないから手で触るとより、リアリティー。
キモ。
立てないままどうしよう。
そう考えてたら足音がする。
嘘。誰?
そしてパチッと明かりが付いた。
そこには茶髪が綺麗な千佳が立っていた。
「すごい音がするから何かと思って来たら
ヤッパリ。」
「千佳。」
千佳が来てくれたのは嬉しい。
でも、足が痛くて立てない。
迷惑かける。
「平気?いける?」
そう聞かれて
うん
としか返せなかった。