-short story-
うちは立とうとするとやっぱり立てなくて、
途中までは立てられたものの足がガクンとなる。
足に力が入らない。
あぁ、また倒れる
そう思ったら、グッとおさえられた。
え?
「立てないならちゃんと言いな?
もう少しで顔ぶつける所だったでしょ?」
千佳が支えてくれていた。
心配かけちゃった。
「なんであの時平気なんて言ったの?
事情聞いてれば支えたのに。」
ヴ。
なんも言い返せない。
「あのねぇ。
玲夏は女の子なの。
今ので顔に傷作ったらどうするの?」
千佳のばか。
コレ以上優しくしないでよ。
期待しちゃうよ?