さんがつアリス
私が初めて四方田亮児の存在を知ったのは柊子と一緒にバスケ部の練習試合を見に行ったとき。
「今日って、練習試合だよね?なんでこんなに人がいるわけ?」
しかも、見事に女の子ばっかり…。
「ほとんどがミーハーなファンだよ。2年生にカッコいい部員がいるんだって」
そのカッコいい部員が宇佐木くんのことだったなんて、私は全然知らなかった。
「あ、あの人!!」
柊子の瞳は、たった今、超ロングシュートを決めた男の子を捉えた。
「あの人がジュース譲ってくれたの」
嬉しそうにはにかむ柊子。
大きく手を振る柊子に気づいてその男の子もはにかむ。
そんな爽やかな彼が、性悪生徒会長だったなんて。
八つ当たりで、友達にかかと落としをするような人だったなんて…。
「今日って、練習試合だよね?なんでこんなに人がいるわけ?」
しかも、見事に女の子ばっかり…。
「ほとんどがミーハーなファンだよ。2年生にカッコいい部員がいるんだって」
そのカッコいい部員が宇佐木くんのことだったなんて、私は全然知らなかった。
「あ、あの人!!」
柊子の瞳は、たった今、超ロングシュートを決めた男の子を捉えた。
「あの人がジュース譲ってくれたの」
嬉しそうにはにかむ柊子。
大きく手を振る柊子に気づいてその男の子もはにかむ。
そんな爽やかな彼が、性悪生徒会長だったなんて。
八つ当たりで、友達にかかと落としをするような人だったなんて…。