◇ きみとの距離 ◇
のんちゃんと同じクラスでありたいっ!!!
あたしの頭の中にはそれしかなかった。
「 じゃ、あおはA組から見てって
あたしは、D組から見てくから* 」
「 おっけー
一緒だといいよね!!! 」
言いようのない緊張を感じながら、
クラス表をA組から、
見落としのないように見ていく。
…―――B組…、
ここも…ない、かぁ…。
まだのんちゃんも見つかってない様子。
そして、のんちゃんと同時にC組の表の前に立った。