◇ きみとの距離 ◇
■ ク ラ ス メ イ ト
勢いよく、扉を開けると
結構仲良かった子が教室にたくさん居る。
みんなに、"おはよ"と言ってから
自分の席に着いた。
のんちゃんと目でサインを交わし
クスクスと笑いながら、
きっとこんな生活が1年間続くのだろう、
呑気に笑って、
平凡に暮らして…
そんな1年が当たり前のように過ぎていくのだろう。
そう思っていた―――。
…奴が、
奴が来るまでは……。
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■ ク ラ ス メ イ ト