◇ きみとの距離 ◇
「 一緒帰ろ~? 」
のんちゃんが机まで来て怠そうに言う。
「 うん!!帰ろ? 」
そう言って席を立って鞄を持った。
すると、のんちゃんがあたしの顔をニコニコしながら覗いた。
「 な、なに!?どーしたの?
帰ろっ?? 」
「 いや~別に~ 」
なになにっ!?
気になる〜!!!!!!!
いつものあたしならそう言っただろうけど、
なんとなく嫌な予感がしたから深く触れることもなく
教室を後にした。